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視力矯正手術のQ&A・ご回答
レーシックの効果
術前の状態によりますが、眼鏡、コンタクトレンズでの最高矯正視力までレーシックによって回復させることがほとんどの場合可能です。約90%の方が1.0以上のご希望の視力を得ていらっしゃいます。
レーシックで視力回復の効果はどれくらい持続しますか?また近視が戻ることはありますか?
レーシックで得られた視力は、他の眼の病気を起こさない限り、そのまま一生持続すると考えられています。
ただ、人間の眼にレーシックを施行するようになってまだ15年程度しか歴史がありません。最近アメリカのジョージア医科大学で発表された15年のデータでは、研究に参加した患者のうち94%は1.0を確保、98%は0.7を確保しておりました。近視の戻りに関しては、中には手術の効果が少し戻ることがあります。
あるいは、成人してからでも若干ながら近視が進行することがあり、視力が低下することがあります。
手術の日は霞がかかったような感じは残ります。
目が開けづらい、ゴロゴロするといった異物感が残ることがあります。翌日から霞や異物感はほとんどなくなり、約90%の方が1.0以上の視力がでています。ただ最初の1週間くらいは視力が少し不安定ですので、ピントが合いにくい感じがあったり、日によって多少見え方が違ったりします。
問題はないと考えられています。人間の眼にレーシックを施行するようになって、まだ15年しか歴史がないので、15年間については問題がないと証明されています。しかし、角膜の近視矯正手術は30年以上歴史があり、現在行われているレーシックであれば、長期間問題はないだろうという見解がだされています。今では多くの医師、眼科医も手術を受けています。稲澤クリニックでは、院長も受けています。しかし、20、30年後はあくまでも推測であるのも事実です。
ですから、手術はご本人が納得されて受けていただくことが重要です。また、加齢とともに白内障には誰もがなりますが、現在でも白内障の手術はレーシック後でも問題なく施行されています。また万一、緑内障や網膜剥離など眼の病気になった場合も、レーシックをしていない眼と同様に治療が可能です。
あります。しかし、まったく術前の状態まで戻ってしまうことはほとんどありません。
今のところ、戻りを完全に予防できる方法というのはわかっていません。ただ、一般的に言われているような、以下のようなことは行ったほうがいいと考えられます。
- パソコンなど近くをみる作業を長時間(30分~1時間)したら眼を休める(遠くを見るのもよい)。
- ドライアイを感じたら人工涙液を点眼する。
- 目の疲れを感じた時には、目を冷やす、あるいは暖かいおしぼりなどで目を暖める。
これらをおこなうことは眼の疲れをとるにも効果的です。
安全性
レーザー機械は数社で製造されていますが、レーザーの種類は全てエキシマレーザーです。稲澤クリニックではニデック社製のエキシマレーザーを使用しています。
日本では、ニデック社、VISX社のエキシマレーザーが2000年にPRKに対して厚生労働省より承認されています。
この臨床試験では、手術後一年の屈折が目標屈折の±1D以内の割合は、ニデック社レーザー62.9%、VISX社レーザー61.3%と同程度の成績でした。
エキシマレーザーはどこのメーカーのものを使用しているのですか?
当院ではニデック社製のEC5000という機種を使用しています。EC5000は日本の厚生労働省はもちろん、アメリカのFDA(食品医薬品局)からも認可を受けています。
もちろんのことですが、スタッフ全員が安全確保に万全の体制をとっています。
まず、来院された患者様はレーシック適応があるかどうか、細かく術前検査をさせていただいております。最初に来院された時に2時間くらいかけて検査・診察いたします。レーシックが不適応の患者様は5人に一人くらいの頻度でいらっしゃいます。また、レーシックが可能であっても術後の生活の注意点なども専門スタッフからマンツーマンで説明いたします。
また、手術は熟練したスタッフがクリーンルームで行います。医師をはじめスタッフ全員が情報を共有するようにしており、最新の情報も毎日の診療にフィードバックできるよう勉強しています。
不適応の中で一番多いのは、角膜厚の不足です。
術後の絶対安全を確保するために、当院では術後角膜厚を400μmに制限しています。つまり、いくらレーザーを照射しても残存角膜厚が400μm以上になるようにしましょうとお約束を設けています。
近視乱視が強くて400μmまでに矯正されないような方は、完全矯正はできないということをご了承して手術を受けていただくか、レーシックをあきらめていただくかになります。あと、近視が進行する成長期にある方はお断りして、18歳以上という年齢制限も設けています。眼の病気としては、白内障や緑内障のある方はお断りしています。
また、妊娠中、授乳中の方は近視乱視が変わる可能性があるため、断乳するまで待っていただいております。
合併症の可能性はゼロではありませんが、ほとんどのものが時間とともに改善されます。
■ 異物感・しみる感じ・痛み
手術当日は感じる場合がありますが、翌日には改善、消失するのがほとんどです。
■ ぼやける・見えにくい
手術直後にはかすみがかかったようにぼやけたり、見えにくかったりしますが、時間とともに改善します。翌日にはほとんどの方がかすみを感じなくなります。
■ 白目の出血(球結膜下出血)
手術中、マイクロケラトームで白目を少し押さえるため、白目の出血がおこることがあります。これは見え方には影響は及ぼさず、2~3週間で消退します。
■ 夜間の見え方・光のにじみ
光がにじんで見えたり、光が周りにボワッと広がるように見えることがあります。ほとんどの方は手術後1ヶ月~半年で改善、消失します。
■ 老眼の自覚
45歳以上の方は手術後近くにピントが合いにくくなります。
■ ドライアイ
手術後しばらくは涙の分泌が低下するため、乾燥を感じやすくなります。これは一過性の症状で時間の経過とともに改善されます。
痛みはほとんどありません。手術は点眼麻酔(目薬による麻酔)を使用します。触っているような感じはありますが、痛みはほとんどありません。
レーシックで失明することはありませんか?
現在、レーシックは世界中で施行されていますが、失明したという報告は全くありません。近視矯正手術の中では最も安全で有効な方法のひとつです。
角膜を専門とする眼科専門医が、十分にトレーニングを積んで行えば、失明というような事態は起こりえないことです。稲澤クリニックでは院長もレーシックを受けています。
通常ではずれることはありません。ただ、手術直後は強くさわったり、こすったりするとフラップに細かいシワがよることがあるので注意して下さい。万一シワができても、数日以内に整復すれば、ほとんどの場合問題なく回復します。
レーシック手術中に瞬きをしたり、眼が動いてしまっても大丈夫ですか?
手術中瞬きをできないようにするために、開瞼器というまぶたを開く器械を付けますので、瞬きはできません。眼は多少動いてもこちらで調整しますので心配はありません。
手術はクリーンルームで行っています。稲澤クリニックでは、クリーンルームの清浄度を維持するため、細かい粒子を捕集する高性能フィルター(HEPAフィルター)を用いて除塵、除菌を絶えず行っているため、現在まで感染症が起こったことは一度もありません。
手術
もちろん可能です。
受けられます。しかし、レーシック後1ヶ月くらいは涙の分泌が減少しますので、乾燥感は強く感じます。それを予防するためには人工涙液の点眼薬を点眼して下さい。
必要ありません。
通院は必要です。当院では、翌日、1週間後、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、以後一年毎です。ご遠方の方はお近くの提携眼科にご紹介することもできます。
ありません。しかし、当院では術後1週間は人ごみに出るときは保護めがね、就寝時の保護のために就寝時用眼帯を差し上げています。念のために術後1週間はお使い下さい。
紫外線は角膜上皮に対して毒性があります。一般的に、雪目といわれる状態です。レーシック後は影響を受けやすくなっているため、屋外に長時間出られる時は、サングラス等を装用して下さい。
残念ながら、現在のところ誰でも受けられるという手術ではありません。当院でもレーシックを希望して来院してくださった方のうち、5人に一人はレーシック適応とならずお断りしています。
角膜の薄い人は新しいラセック(LASEK)がいいと聞きましたが、本当ですか?
ラセックは角膜上皮のみを剥離してレーザーを照射し、その後上皮を戻すという新しい屈折矯正手術です。
レーシックでいうフラップ(厚み約100~160μm)にあたるところが、ラセックでは角膜上皮(厚み約50μm)だけなので、レーザーを照射した残りの角膜は厚くなりますが、トータルの角膜厚は同じなので必ずしもラセックが優れているとはいえません。
将来、白内障手術、緑内障手術、網膜はく離手術などは受けられますか?
はい、現在でもレーシックを受けていない方と同様に手術は可能です。
受けられます。眼の症状が重症な方は治療をして、症状をある程度軽減してから施行することになります。
現在白内障など他の疾患がなければ受けられます。
(白内障があってもレーシックは受けられますが、レーシックを受けても白内障は治らないですし、視力が思うようにでない可能性があります。)
老眼は調節力の低下が原因なので、残念ながら治りません。
早くおこるわけではありませんが、近視の方は調節力が低下してももともと近くにピントが合いやすい(近くにしかピントが合わず、遠くがぼやけるのが近視ですよね。)ので、調節力の低下である老眼がおこっても、近くが見えにくい感じがおこりにくいのです。
これを、レーシックを受けて近視を完全に治してしまったら、手元にピントが合いづらく近くが見えにくい感じになります。多少の個人差はありますが、近くが見えにくいと自覚するのは、だいたい45歳くらいからおこります。
近視は成長期に進行します。17歳以下の成長期にある方はその時点で完全矯正しても、その後の近視の進行によって視力が低下してくる可能性は非常に高率にあるため、18歳になるまでお待ちいただいております。
コンタクトレンズで眼球に傷がついていると眼科で診断されメガネにしていますがレーシックは受けられますか?
ほとんどの場合、受けられます。コンタクトレンズでできる角膜表面の傷は、コンタクトレンズをはずし、点眼治療などでほとんどの場合完治します。そうなればレーシックは可能です。
角膜ヘルペスなどごく特殊な病変が角膜におこっている場合は、レーシックが受けられないことがあります。
今、コンタクトレンズをしていますが、すぐレーシックは受けられますか?
残念ながら、すぐには受けられません。
ソフトコンタクトレンズで最終検査の3日前から、ハードコンタクトレンズならレーシックの4週間前からはずしていただく必要があります。
理由はコンタクトレンズによって、角膜のカーブが変わっているためです。
レーシックは角膜のカーブを変える手術であるため、コンタクトレンズを中止していただき、本来の角膜のカーブに戻してから手術の入力値を測定しなければ、目標値がぶれてしまうことになります。
他院の手術であっても角膜厚が400μm以上残すことは可能であれば、再手術は可能です。
費用
片眼250,000円(税込み262,500円)両眼480,000円(税込み504,000円)です。ローンも月々6800円(60回、初回8640円、ボーナス20000円)から可能です。生命保険等の手術給付金、医療費控除が受けられる場合もありますので、ご確認下さい。
近視矯正手術は現在厚生労働省から保険診療に認められたものではないので、自由診療となっています。自由診療はクリニックで費用を決定することになります。当院では、最新の設備、スタッフの確保・教育、研究開発等最先端の医療レベルを維持することをモットーとして現在の価格を決めています。
加入されている保険によりますが、手術給付金が支払われる場合があります。保険会社にご確認下さい。
屈折矯正手術の進歩
稲澤クリニックで行っている視力矯正治療の種類を教えてください。
■ レーシック(LASIK)Laser in situ Keratomileusis
■ ピーアールケー(PRK) Photorefractive Keratectomy
■ PTK
その他
レーシック後コンピュータ作業などでまた近視が進むことはありますか?
残念ながらあります。視力が1~2段階程度低下することがあります。
絶対近視が進行しないという方法は今のところないのですが、一般的に言われている近視予防法はしないよりはしたほうがいいと思います。コンピュータなど近くを見る作業を多くしたら、目を休める、休める時は目を冷やす、あるいは暖める、モニターの反射を防ぐ等は眼の疲れを溜めないためにもしたほうがいいと考えます。
一般的には術後1週間から可能です。バレーボールなど顔に当たるような危険性があるような球技や水泳は術後1ヶ月から可能です。
手術翌日の診察で問題がなければ、その日からアイメーク以外は可能です。1週間後からフルメーク可能です。
手術翌日の診察で問題がなければ、その日から洗髪、洗顔、入浴が可能です。
手術翌日の診察で問題がなければ、その日からデスクワークは可能です。
受けられます。手術翌日の診察は当院で受けていただきたいので一泊の予定でお越し下さい。以後の定期検査はお近くの眼科へご紹介いたします。
翌日から可能ですが、見え方が手術前とは若干異なりますので、慣れた道から少しずつ始めて下さい。