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レーシックの流れ

稲澤クリニックの設備

稲澤クリニックでは、ニデック社エキシマレーザーにOATzとTEDを導入し、EC-5000CXⅡにバージョンアップいたしました。OATzはニデック社が独自に開発した照射プログラムであり、Wavefront linked LASIKと言われます。従来のウェーブフロント(Wavefront guided LASIK)に比べて、術後のハロ・グレア(光のにじみ・ぼやけ)x格段に抑えることが可能であり、世界中で症例数も多く、非常に安定した良い成績を誇っています。


ニデック社 MK-2000
ニデック社のMK-2000レーシックのフラップ作成時に使用します。


ニデック社 EC-5000CXⅡ
ニデック社のEC-5000CXⅡ


ニデック社のソフトウェア FinalFit の画面
ニデック社のソフトウェアのFinalFitの画面矯正に必要な角膜の切除量だけでなく、矯正後の角膜の状態がイメージ図として表示されます。


ニデック社 OPD-Scan(写真左)とARK-10000(写真右)
OPD-ScanARK-10000


OATz LASIKについて

眼球の屈折状態はあらかじめ、OPD-Scanで測定しておきます。OPD-Scanとは被検眼の屈折状態を従来の中心付近の測定だけでなく、直径6ミリ領域の周辺屈折力分布を測定し、カラーマップとしての表示と同時に、角膜形状(トポグラフィー)も測定することのできる装置です。

このデータをもとに、照射面と非照射面のつなぎの部分TZ(Transition Zone)のカーブにファイナルフィット(Final Fit)というニデック社の最新のソフトを用います。OPD-Scanで測定したデータから術後の結果をシュミレーションし最も適しているバージョンをEC-5000CXⅡに入力します。

ファイナルフィットによってその方にカスタマイズ(最適化)したデータを作成しレーザーを照射するレーシックをOATzLASIKと呼んでいます。OATzLASIKは固有の屈折形状に適した矯正が可能です。より正確で、夜間のグレア・ハローといわれる光のにじみやぼやけを最小限にとどめる照射をおこないます。

今までは暗所での瞳孔が大きい方のほうが夜間の見えづらさが高いと指摘されておりましたが、これにより暗所での瞳孔が大きい方でも夜の見えづらさを軽減することが可能になりました。

OATzLASIKでは、今までWave Frontでは矯正できなかった球面収差を軽減することが可能になりました。また従来型のレーシックでは解消できなかった夜間の光のにじみが、Wave Front原理に基づいた矯正によって有意に少なくなっています。



Eye Tracker (アイトラッカー:瞳孔追従機能)とは・・・

NIDEK社のエキシマレーザー(EC-5000 CXII)にアイトラッカー(瞳孔追従機能)を導入しています。レーザー照射中、機械で自動的に瞳孔を追従することにより、わずかな眼球運動での照射ずれをも予防するものです。

このシステムにより、照射精度が高まり、手術中に目が動いてしまったらどうしよう、という患者様の不安を軽減させます。また、中心を外れた場合には(0.25㎜ずれると)、レーザーの照射を自動に中断するので、安心して治療を受けていただけます。

稲澤クリニックで搭載しているバージョンは瞳孔の検出頻度が従来型の3倍以上(60Hzから200Hzへ)です。これは、例えば瞳孔が0.2㎜動いても、0.15秒で追随するという、従来のバージョンに比較し格段に照射精度が増しました。これにより、さらに精度の高い矯正が可能となりました。



TED(Torsion Error Detection:眼球回旋検出)とは・・・

横になった時、あるいは片目を閉じたりした時では眼球の回旋(ねじれ)や顔の傾きが起こります。これは、眼球に起こる上下左右だけでなくねじれのような回転運動のことを言います。座ったときと、レーザーの下で横になった時とではこの回旋によるずれが起こりかねません。

乱視を矯正する時には、乱視の向き(軸)が非常に大切です。特に乱視がある場合、この軸がずれると矯正誤差が起こる可能性があります。軸ずれをなくす為に、まず検査時にOPD-Scanという機械で虹彩の紋様を撮影します。

その虹彩の紋様を手術中の虹彩の紋様を照合し、手術中の眼球の回旋を測定します。TEDで回旋を補正することによって、今まで以上に正確な手術が可能になりました。
torsion
※Torsion Error Detection



手術までの流れ

手術の前に手術が受けられるかどうかの判断のため適応検査を受けていただきます。検査で手術適応と判断されても、手術を行うかどうかはご本人がお決めになることです。充分にご納得されるまで、ご質問等はお気軽にクリニックスタッフ、医師にお尋ねください


1.適応検査・コンサルテーション(所要時間2時間半)

コンサルテーション

最初にご来院された時には、眼の検査とコンサルテーションを行います。手術ができるかどうか、眼に異常がないか詳細な検査を行います。コンサルテーションでは、眼の状態と手術に関するご説明を行った上で、不安な点やご質問にお答えいたします。



2.手術前 最終検査

手術前の検査

手術前一週間以内に、手術する近視・乱視・遠視の度数を決定するための詳細な視力検査を行います。



3.手術当日

手術当日

当日はリラックスしてご来院ください。プロフェッショナルチームが万全の体制で治療を行います。



4.手術後の定期検査

定期検査

手術後も定期的な検査を行い、視力の回復をサポートします。定期検査は、手術翌日、1週間後、1・3・6ヶ月後、1年後、2年目からは1年おきにお受けいただきます。

※ 遠方にお住まいの方は、1週間後の検査から、全国にある協力眼科施設で定期検査を受けていただくことも可能です。


検査の詳細

本当に安全に手術を行える方のみを手術適応としているため、充分に検査をさせて頂いております。検査の結果5人に1人の方は不適応となっています。

※1. メガネをお持ちの方はご用意ください。
※2. コンタクトレンズ装用にてご来院の方は、あらかじめコンタクトレンズをはずしていただきます。

1.問診表の記入

問診表の記入

眼の自覚症状、コンタクトレンズ、眼鏡の使用歴お名前、住所、連絡先既往症、服用薬の有無などについてご記入いただきます。



2.検査(20~30分)

検査

1. 角膜形状の撮影(2種類の機械で撮影)
2. 角膜内皮細胞数の測定
3. 屈折度数の測定(近視や乱視、遠視の度数を器械で測定)
4. 眼圧の測定(目の固さを器械で測定)
5. 視力検査(遠方・近方)
6. 利き目の検査
7. 瞳孔径の測定
※以降の検査は検査器具が直接眼に接触しますので、ここで痛みをとるための麻酔薬を点眼します。
8. 角膜厚の測定(角膜の厚さを超音波で測定)
9. 眼軸長の測定(眼球の長さを超音波で測定)



3.診察

診察

1. 問診表を参考に、手術を考えられた動機や、現在の眼や体の症状について確認させていただきます。
2. 主に前眼部(角膜など)に異常がないかを調べます。



4.散瞳剤の点眼

点眼

眼底(網膜など)検査と、調節力を取り除いた状態の近視や乱視、遠視の度数を測定するため瞳孔を大きく広げる目薬を点眼します。薬が効くまで30分ほどかかります。その間にコンサルテーション(手術についての詳しい説明)をいたします。



5.コンサルテーション

コンサルテーション

1. 眼の構造(近視・乱視・遠視とはどういったものか?)
2. 近視や乱視、遠視が治る原理(主に手術で何をすることによって屈折異常が矯正できるのか?など)
3. 手術の手順
4. 手術での合併症(デメリット)
5. 手術の注意事項(術前に注意していただくこと)

※専門のカウンセラーが手術に関するご質問に丁寧に少しでも疑問に思うことがございましたら何なりとお尋ねください。


6.検査

検査

調節力を取り除いた状態の屈折度数を機械で測定。



7.診察

診察

1. 眼底検査
2. 医師による手術の細かい説明(予測される手術後の結果、術中に起こり得る合併症など)
3. 手術の適否  コンサルテーションで聞き忘れたことなど遠慮なくお聞きください。



8.会計・ご予約

お会計

1. お会計
2. 意向確認
(ご検討いただき、後日お電話にてご予約いただくことも可能です)

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